「融資を伸ばすにはどうしたらいいのか」「成果を上げるためのセールストークやノウハウはないのか」--。本書は金融機関の役職員が必ず抱くこうした疑問に「5つのプロセス」の仕組みを説明することで、明快に答える。支店長時代、1週間に4件、年間で200件の新規先を獲得していた筆者が、実体験にもとづき、「訪問」「信頼関係構築」「困っていることの把握」「提案・クロージング」「モニタリング」の各プロセスについて、事例も織り交ぜながら詳述。5つのプロセスの構築と愚直な取り組みは「事業性評価」の推進に他ならず、地域金融機関の存在意義が問われているコロナ禍の今こそ実践されるべきと強調する、地域金融機関の役職員にとって必読の書。
序 章
第一章 なぜ融資を伸ばせないのか
1節 負けに不思議の負けなし
2節 新規先獲得の重要性
3節 5つのプロセスで融資目標200%達成
4節 チームワークの実践方法
第二章 わかっていても融資は伸ばせない
1節 ゆでガエルの誘惑
2節 ストレッチ・ゾーンへの引き上げ方
第三章 融資目標200%達成のための戦略
1節 高い目標
2節 融資案件会議
3節 ロールプレイング
4節 コミュニケーション(傾聴)の基本
5節 質問
第四章 事業性評価で融資目標200%達成
1節 事業性評価とは何か
2節 事業性評価の仕方
3節 業種別の生命線とその見極め方
4節 事例研究
レビュー(1件)
面白かったので一気に読んでしまいました。 真新しい手法ではなく、日頃大事だと言われてることの再確認でした。