いい家を建てようという方、素晴らしい家庭生活を求める方に、お伝えしたいことがある。「住まい」というものは、どれにしようかと選ぶものではなく、いっぱいお金を出せばよい家を求められるというものでもない。どういう生活をしたいのか、どんな家庭を築きたいのか。このソフトな部分が、家族内でしっかり確立していて、それをベースに、施主夫妻を中心にして、構想を進め、設計をしていく。家づくりの中心にいるのは、施主夫妻だ。しかし、現在、このように考える施主さんはいない。家を供給する事業者にもいない。建っているものを見て、綺麗なカタログを見て、更に図面集を見て、「選ぶ。」こういう形ばかりだ。既存のものから選択だ。ということは選択肢を持っているところ、綺麗に見せられる家が選ばれる。展示場があって、たくさんの種類のカタログがあって、図面集を持っている大手の事業者が選択される。人にはそれぞれ生き方暮らし方があって、自由に自分の人生を歩いて行ける。オーダーメイドというかオートクチュールというか、それが本来です。デンマークでは、住まいは自分自身だ。といいます。自分という個性が第一です。世界に一つだ。そういう家造りを可能にするのは「設計士と大工の家造り」しかない。住まいは本来、産業になるものではない。諸外国には日本にあるようなハウスメーカーは存在しない。機器メーカーはあっても。日本では産業化が成り立ち、中小の設計士や大工などは、産業化住宅に飲み込まれつつある。産業化住宅は、宣伝広告、モデルハウス、販売員にお金をかける。その費用は建物の販売価格に載っかっている。お分かりですよね。産業化住宅は、設計業務や施工業務は、外部の設計事務所や、工務店に依存している。なにか、歪みを感じませんか。一番大事なのは施主夫妻様が、産業化住宅に洗脳されないことです。まず、この本で学んでください。
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