バーリンは、伝統主義を拒否し個人の自由を擁護したインテリゲンツィヤたちの言説を丁寧に読み解く作品を残している。それは、十九世紀のロシアがはらんでいた複数の可能性、そこに潜む普遍性を探りあてる試みでもあった。こよなく愛したゲルツェンをはじめ、ベリンスキーやトゥルゲーネフらの人物像を、深い共感をこめて描きだした論集。
凡例
ロシアと一八四八年……(今井義夫訳)
注目すべき一〇年間
1 ロシア・インテリゲンツィヤの誕生……(河合秀和訳)
2 ペテルブルクとモスクワにおけるドイツ・ロマン主義……(河合秀和訳)
3 ヴィッサリオン・ベリンスキー……(竹中 浩訳)
4 アレクサンドル・ゲルツェン……(竹中 浩訳)
ゲルツェンとバクーニンーー個人の自由をめぐって……(今井義夫訳)
解説……(桑野 隆)
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