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その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。 その番人を任された青年と、クスノキのもとへ祈念に訪れる人々の織りなす物語。 不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。 同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。 依頼人に心当たりはないが、このままでは間違いなく刑務所だ。そこで賭けに出た玲斗は従うことに。 依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。千舟と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。「あなたにしてもらいたいこと||それはクスノキの番人です」と。 『秘密』『時生』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に続く新たなエンターテインメント作品。長編書き下ろし。
レビュー(636件)
やっぱり東野圭吾だね。
コロナ化でラノベに逃げていましたが、ようやく異世界から帰ってきました。やっぱり文豪たちの作品は素晴らしいです。感動しています。東野圭吾さんはハズレがないので、やっぱりいいですね。
感動します
文庫本は持っているのですが、とても感動したので、この度は単行本サイズを購入しました(クスノキの女神購入に合わせて)。ラストが感動に次ぐ感動でした。
いい作品に出合えたと思います。
マンガばっかりでこういった本は読んだことがなく、何を読んだらいいかわからなかったのですが、あるきっかけで時間ができたので、レビューなどをみて購入しました。気付くと読み始めてから1時間以上たっていて、作品の世界に没入していました。3日ほどで読み終わったのですが、切なくほっこり、なんだか心が落ち着きを取り戻す感じがしました。いい作品に出合えたと思います。
めっちゃ良かった
ラストで思わず泣けました。途中、関係あるの?と思うような場面があったけど、それが最後に繋がってすっきりしたと同時に泣けるという、流石の東野ワールドに引き込まれてしまいました。 是非映画化して欲しい作品です。
丁寧な梱包で良かったです。乱丁もありません。