「一週間後、君が生きている確率は4%だ」
突如始まった逃亡の日々。
男は、潜伏キリシタンの末裔に育てられた。
第二次大戦下、”熱狂””悪魔の楽器”と呼ばれ、ある作戦を不穏な成功に導いたとされる美しきトランペット。あらゆる理不尽が交錯する中、それを隠し持ち逃亡する男にはしかし、ある女性と交わした「約束」があったーー。
キリシタン迫害から第二次世界大戦、そして現代を貫く大いなる「意志」。中村文学の到達点。
信仰、戦争、愛ーー。
この小説には、
その全てが書かれている。
いつか書くと決めていた。--中村文則
レビュー(52件)
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また届いた本の中が折れていました。 ここ最近、家族に買った小説は2冊連続です… テンション下がります。
プロの構成
第二次世界大戦の日本陸軍軍楽隊。ここに所属するトランペット奏者と、その楽器。トランペットを持って逃走する男、恋人、潜伏キリシタン。様々な理不尽がじっくりと練り込まれて、描きあげられている。並みの作家には出来ない芸当と感心。
家族の要望で代理で注文しました。 コロナ自粛生活の中、読みたいけど田舎の書店では購入するのも面倒との事でしたので。 内容は読んでいませんのでレビューできませんが、家族には喜ばれました。
未読なので、コメントできないが、 話題の本日なので、興味を持っています。 (外出自粛で思わぬ時間ができた)