新しい巣をどこにするか。群れにとって生死にかかわる選択を、ミツバチたちは民主的な意思決定プロセスを通して行ない、そして常に最良の巣を選び出す。ミツバチの好みを探るため、作った巣箱の数は252個。ある時はミツバチ用ランニングマシーンを開発し、またある時は、自動車修理工場で入手したゴム製のホースで、ミツバチの笛鳴らしの音に聞き耳をたてる。1950年代、ドイツのリンダウアー教授が始めた、ミツバチの家探しについての研究を引き継いだシーリー先生の、ミツバチへの熱い愛と好奇心がほとばしる。フィールドサイエンスの醍醐味を伝える好著。
レビュー(17件)
よい本です。
とても満足しています。ワクワクして読み続けました。一回では理解できない個所が沢山あって、結局4回読み返しました、その都度内容が解ってきました。最後には翻訳としてこうあって欲しいなと自分なりに余白に訂正をして、5回目の読み直しをしたらスラスラ読めるようになりました。
日本ミツバチを飼っている夫に頼まれて購入しました。冬の間にじっくり読むのを楽しみにしているようです。
頼まれもの
ミツバチを飼う父に頼まれて購入しました。ミツバチの生態が分かりやすく書かれているそうです。