読者としてしみじみ快感にひたった。
なんという天上のカタルシスだろう!辻真先(解説より)
今最も注目されつ本格ミステリの書き手が放つ鮮烈なデビュー作!
〈竜泉家の一族〉三部作 第一弾
瀕死の妻を救うために約60年前にタイムトラベルした加茂。妻を救うには彼女の祖先である竜泉家の人々を襲った『死野の惨劇』の真相を解明し、阻止する必要があるのだという。惨劇が幕を開けた竜泉家の別荘で加茂に立ちはだかるのは、絵画『キマイラ』に見立てたかのような不可能殺人の数々だった。果たして竜泉家の一族を呪いから解放できるのか。今最も注目される本格ミステリの書き手が放つ鮮烈なデビュー作! 第29回鮎川哲也賞受賞作。
レビュー(43件)
SFパズラー
最初に家系図を見たときに人物が多すぎて、考えるのをやめた。 幸いにして本編では頭がこんがらがることはなかったが、犯人の動機や殺害方法など、納得のいく理由ではないかな。 あくまでパズラー優先で、ミステリー風味は足りないと思う。主人公の身の危険がないし。
初めての作家さんの作品で、少し苦手なSFもの?でしたが、とても面白く、一気読みでした。他の作品も読みたいです。