哲学を地盤変えした書!近代西欧原理の「主客分離/主語制/社会/自我自己」に対して、日本文化から「主客非分離/述語制/場所/非自己」の普遍原理を抽出した、世紀的な哲学・文化考察。近代産業社会の行き詰まりを開いていくべく、日本語、日本文化技術から述語制様式を普遍として示し、あまたのナショナルな日本文化論が辿りつかなかった理論次元を明証に新たな概念空間へとうきださせた。箸はいかなるものをも掴むことができ、風呂敷はどんな物も包むことができる。フォークや鞄とは異なる道具の文化技術がそこにある。日本の絵画は客観表現ではない、日本文学に主語はない。自然と非分離に場所において情感を表現する非自己の感覚…。これは、新たな経済、政治の設計指針となる。
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