あの日あのとき 被災地神戸の街なかで見たものは燃えあがる住宅の前でぼうぜんと立ちすくむ人々の姿でした。わずか20秒の激しい揺れが神戸の町を襲いました。それからの歩みは長く苦しい道のりの連続でした。阪神・淡路大震災の全域での死者は6,437人にのぼりました。あれから21年、神戸の町は奇跡的ともいわれる復興を果たしました。 この歩みの中で学んだことは、いのちの大切さ、おたがいさまの心で助け合う絆の力、そして全国・全世界からいただいた支援への感謝の心です。しかし、その後も未曽有の大災害が続いています。東日本大震災の発生、地球温暖化よるに各地の豪雨災害などです。2014年8月20日の広島土砂災害では74名もの犠牲者がでており、2015年9月12日の関東・東日本豪雨では死者8名ほか住宅崩壊、大規模な浸水被害が出ています。同年9月11日には東京で震度5弱の揺れも観測しており、9月14日には阿蘇山の噴火が観測され警戒レベルが3に引き上げられました。また、2016年2月6日には鹿児島市桜島で爆発的噴火があり、警戒レベルが3に引き上げられました。まさしく災害列島日本の現実です。わたしたちはこれらの災害に備えて、教訓からの学びを土台に明日に備えることが求められています。 阪神・淡路大震災以降、防災から減災への備えが問われるようになってきました。減災では、被害をできるだけ少なくするための行動が必要です。また、その取り組みでは、超高齢化社会である日本の課題に対応していくことも問われています。わたしたちは神戸の教訓だけにとらわれず、多くの災害から学んでいくために、全国でも初めての減災検定試験を実施し、スマホも活用した取り組みをすすめています。日本の最大の課題の一つは自然災害からの防災・減災の備えでもあると指摘されています。一人でもおおくの方に参加してほしいと願っています。
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