本書はいわば「二冊目の俳句入門書」というような本。五七五で季語を入れて切字を活かすといった基本の形式は理解したが、長続きしない人は多い。本書ではそこからの上達法、楽しみつつ集中的にトレーニングする方法を、例句を示しつつ教える。
第一章 ウォーミングアップ篇ーー俳句の基本のおさらい
● 一気に詠み下す ゆさゆさと大枝揺るる桜かな( 村上鬼城)
● 季語そのものを詠む 白梅といふといへども紅ほのか( 高浜虚子)…など
● 目覚めを詠む 春暁を髪やはらかく目覚めたり( 岡本差知子)
● 馴染みの店でひとり酒 風鈴のよく鳴る店の地酒かな( 夏秋明子)…など
第二章 デイリートレーニング篇ーー日々の情景を詠む
第三章 パワートレーニング篇ーー〈俳筋力〉アップの集中トレーニング
好きな俳人と十番勝負ーー正岡子規とでは
秋風や伊予ヘ流るる汐の音( 子規) 向こう面張りて野分の過ぎゆけり( こぼ)
● 動物園に通って詠む 象も耳立てて聞くかや秋の風( 永井荷風)
● 記念日お題で毎日作句ーー一月一日鉄腕アトムの日 年新た無敵の空がありにけり(こぼ)…など
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