「思考のためのことば」と言われる内言語について発達段階別に考察します。内言語の獲得とともに発達する記憶/理解/知識/思考の育ちをイラストを用いて簡潔に解説。「会話の学習」や「思考の学習」など、子どもたちの「思考」や「言語」を育てる支援について一考を促す一冊。
第1章 記憶から知識 そして理解へ
1.出来事イメージの構築から出来事知識の獲得へ (0歳〜1歳半)
(1) 出来事イメージの芽生え
(2) 浮かんでは消えるイメージ
(3) 形作られていく出来事イメージ
(4) 「見えている物」と「見えている物から描かれるイメージ」の時間的な隔たり
(5) 意図への気付き
(6) 欲しいものを手に入れるために
(7) 出来事イメージによる「行動の調整」
(8) 出来事イメージの獲得から再現へ
(9) イメージから知識へ
2.生活の知識の再構築 (1歳半〜2歳半)
(1) ことばへの志向と内言語の芽生え
(2) 出来事イメージの再現
(3) やりたいことを伝えるために
(4) 行動やことばの捉え直し
3.生活知識の一般化とテーマの共有 (2歳半〜7歳)
(1) 「ことば」で表現される知識
(2) 話したいことを伝えるために
(3) 出来事の想起
(4) 「ことば」から「テーマの共有」へ
(5) 幼児期のもつ意味
資料1 出来事記憶からテーマの共有まで
第2章 理解につながる知識の構築と思考の道具の獲得
1.「生活の知識マップ」の構築と抽象的な思考の始まり (7歳〜12歳)
(1) 知識と理解
(2) 「生活の知識マップ」作り
(3) 文字と数の獲得
(4) 「知識」獲得への希求
(5) 「読解」と「数式」
(6) ことばでのやり取りと、ことばによる行動の制御
(7) 自分像と将来像
(8) 知識と成績の価値
2.知識の獲得と思考の運用、自分像の理解 (12歳〜22歳)
(1) 中から見た自分と外から見た自分
(2) 社会に出て行くために
(3) 知識と思考の重要性
資料2 Aさんの話 〜なぜやめることになったの〜
資料3 会話期前半の課題
第3章 思考や理解を支えるもの
1.冷静であること 〜静観的認識〜
2.筋道を立てて考える 〜文脈〜
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