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新型コロナウイルスに対するマスコミ報道に限らず、巷には科学の装いをしたフェイク・ニュースが蔓延している。環境問題、健康情報、日本の歴史など長年にわたってウソがまかり通ってきた結果、それが世間の常識として定着してしまったものもある。しかし、そうしたウソは多くの場合、誰かがそのウソによって「得をしよう」として流布されたもの。そして、市井の人々が健康面や金銭面で少なくない被害を受けている。このような状況を打破するためには、一人ひとりが“ウソを見抜く力〞を養う必要がある! 世の中の欺瞞と戦う科学者が、武器としての「理系思考」を伝授する一冊。 プロローグ なぜ、新聞やテレビに騙されるのか? 序 章【基礎編】 フェーイク・ニュースに惑わされないための「科学」の基本のキ 第1章【検証編1】 主要メディアに多数登場する、平気でウソをつく人々… -地震予知とダイオキシン問題 第2章【検証編2】 「健康」を害する、新聞・テレビの脅迫的なニセ情報 -血圧、タバコ、コレステロールについて 第3章【検証編3】 「理系アタマ」の考え方で、巷のウソを見抜け! -日本経済から死後の魂まで 第4章【検証編4】 日本全体を覆う「錯覚」の正体とは? -先の大戦と日本文化を考察 エピローグ ウソで損をするのは、一般大衆である
レビュー(14件)
愛読書になりそう
武田先生の本が好きでいろいろ読んでいます。とても読みやすく書かれており、自分が感じてきた矛盾が解決するように感じます。
ド文系の僕には継続的な訓練が必要
理系思考を知りたくて読書。 おわりに本書から学びたいエッセンスが凝縮されている。 なぜ、著者がNHKを批判するのか、国民を騙す嘘の情報を流すだけではない理由がわかる。 ド文系である僕は、経営上の数字の読み取りにも苦戦して理数系のスキル不足を日々実感している。 会社員の頃から自覚はあり、理数系的な訓練、資格取得などにも取り組んできたが、まだまだ修行不足。 理系思考とは、冒頭で紹介する6つの原則を幹に複数のデータやソースを自分で調べ、徹底比較してから判断すること。 世の中に絶対は存在しない。 自分の考え方は常に間違っていると認識する。 間違っていたとわかったら即修正する。 無知な人は、非科学的な情報をかたくなに信じ込み変えない。まるでカルトを信じ込む狂信の信者のようだ。 信頼する人が話したことをそのまま疑わずに信じるも人も同様だろう。 これは素直さとは違うと思う。僕に周りにも複数いる。 今回の新型コロナウイルス騒動でも嘘やフェイクニュースを平気で流す人や団体の背景には利権や金があること。 中には正しいと信じ込んでいる人もいるかもしれないが、多くは利己的な利権や一方的な欺瞞、思い込み、正義心などが絡んでいるということ。 自分の頭で考えて、疑い、背景を探ったり、調べたりすることを心がけることが、自分自身がハンドルを握って操作する人生を生きるということだろうか。 社会は自分ではないの一言に尽きると思う。 読書時間:約50分
どうもありがとうございました。またお願いします。
配送されました。ありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
日常のフェイクを見抜くために
細かい説明に入り込み過ぎない内容で、初心者にもベテランにとっても示唆に富む内容でした。