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覚醒剤取締法違反による衝撃の逮捕から4年。 執行猶予が6月15日(発売日)に明けるの機に、 罪をつぐなった清原氏が、薬物依存の怖さ、うつ病との戦い、 そして、家族の支えについて語る。 ーー清原氏が本書で語った胸中ーー 「10年も薬物をやめていた人が再犯で逮捕を聞くと怖くなる」 「(薬物を)最後の1回だけ、と考えている自分がいるんです」 「執行猶予が明けたからといって、僕が立派な人間になれるわけじゃない。 それを期待されているんだとすると、辛いです。 一生、執行猶予が明けなければいいとさえ、思ってしまいます」 「この4年間、うつ病にも罹り、本当にキツかった。 マンションのバルコニーから下を見て、 死にたいと思ったことは、一度や二度ではありません」 「息子たちと再会して顔を見るなり涙があふれて『ごめんな』とただ泣いていました。長男は『大丈夫だよ』と笑ってくれて、涙が止まりませんでした」 「元妻の亜希は、息子たちに僕の悪口を言わなかったらしい。 どう感謝したらいいのか……」
レビュー(15件)
清原和博さんの薬物依存所を読んで
清原和博さんの薬物依存所を読んで凄く勉強なりました。 私は、清原さんは現役時代の頃から応援しています。 清原さんの本を読んで薬物の恐ろしさをしりました。 最近は、アルコール依存症も一つの薬物です。もっと、多くの人が依存所などについて世間が助けて欲しい。 私は、今後の清原さんが活躍を願います。見守りたいです。
どうしても薬物依存と闘われている方は「犯罪者」としての側面を強調されるきらいがあるように思うが、彼らは同時に依存症と闘う「患者」の側面もあること、そしてそのことが一人の当事者からの目線で書かれているのでとても分かりやすい。また、本自体が平易な言葉で書いてあるのでとても読みやすい。 日本では薬物依存で逮捕された人が猛バッシングにあうことが多いと感じる。確かに薬物使用は法を犯しているが、彼らを単に批判する前に、一度彼らの心の内を知ってほしいと思う。薬物依存はどうしても外側から語られがちで「人間をやめる」などの言葉で烙印を押されることもあるが、内側から見ることで薬物依存と闘う人もまた人間としての苦しみに抗っていることに気付けるのではないだろうか。
頼まれて購入したので、内容は判りませんが本人は満足してました。
自分が大好きだった選手が送ってきた人生の中で起きたことを知りたくて、告白の時から清原さんのは読んでます。アディクションの問題は決して一人では克服するのは困難です。家族や友人社会資源によって立ち直っていくものだと思います。そして、日本の古臭い考えが早く見直され、やってしまったことをいつまでも責めるのではなくどのように社会復帰ができるのか模索していく事が大切だと思います。