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日本舞踊をやめ、中学から剣道を始めた西荻早苗。重心を下にした柔らかい動きでみるみる成長するが、楽しさを求め「勝敗」については固執しない性格。一方、三歳から剣道を始め、パワー、スピード、勝負勘のすべてに秀で、勝敗がすべての剣道エリートでしかも武蔵オタク(愛読書は『五輪書』と『武士道』)の磯山香織。深い意味はなく出た中学最後の区民大会個人戦で、香織はなぜか早苗に負けてしまう。そんな二人が高校で一緒になった。 敗れた悔しさを片時も忘れたことのない香織だったが、早苗がそのときの相手だとは気付かない。というのも、早苗の苗字が両親の離婚によって「甲本」から「西荻」に変わっていたため、胴着の垂れ幕の名前が違っていたのだ。部活で香織は先輩を次々と撃破。早苗は香織の無類の強さに驚き、香織は早苗の構えをみて自分を破った相手だと気付く。それ以降、香織は早苗は目の仇にして練習。香織の猛攻と練習態度に辟易した早苗は部活を辞めることを考える。関東大会団体戦を前に香織は早苗の剣道を「チャンバラダンス」と揶揄。口論になった二人だったが、その最中に香織が捻挫。片腕でも試合に出場したのだが……。 全く価値観の違う二人が、剣道を通し深く繋がっていく。一気読みの青春エンターテインメント。
レビュー(622件)
剣道女子に。
剣道を頑張っている中学生の娘の朝読書用として購入しました。 面白いと楽しそうに話してくれます。試合の時もこちらの内容がよぎったそうです。 剣道をやってるお子さん、運動が好きなお子さんにオススメかもです。
中学生の息子に。 読書が苦手なのですが、読みやすかったようで、いいペースで読んでいました。 面白かったみたいです。息子の友人は続きのセブンティーンなども読んでるそうです。
一気に読んでしまいました!
すごく面白かったです。 クスッと笑えたり、ウルっときてしまったり。 読んだ後、とても爽やかな気持ちになりました。
おもしろい
おもしろいです。 剣道をやっている二人の少女が主人公ですが、 剣道バカで武士の様な香織と無名選手の女の子な早苗のキャラがおもしろい。 剣道に興味ない人でも楽しめる青春物語です。
けっこうハマりました
女子高校生の剣道ってどうよ、という感じでしたが、主人公2人の性格設定もとても面白く、あっという間に読んでしまいました。もちろんセブンティーン、エイティーンも購入しました!