李退渓(イテゲェ)(1501-70)は李氏朝鮮時代を代表する文官・儒者であり、現在も韓国の1000ウォン紙幣に肖像が印刷されている歴史上の偉人である。韓国では朝鮮史上最も偉大な思想家とされ、日本でも江戸時代に紹介され近代に至るまで有名な存在であった。然るに現在の日本においてその名は忘れ去られており、専門書や概説書すら刊行されていない。本書はその知られざる素顔を明らかにし、同時に李退渓にまつわる数々の「謎」の解明に挑戦した画期的研究である。2022年に急逝した著者畢生の著作。
序章
第1章 李退渓の生涯とテキスト
第2章 神格化された李退渓
第3章 李退渓の哲学
第4章 李退渓の政治学
第5章 「李退渓心学」の特徴
終章
註/参考文献/あとがき/索引
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