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日本のなかば以上を所領した平家が、いま寸土も失って、水鳥の如く波間に漂う。思えば、入道清盛逝きて、わずか4年後の悲運である。最後の夢を彦島のとりでに託して、一門の船団は西へ西へと向う。史上名高い那須余一の扇の的、義経の弓流しなど、源氏がわの武勇をたたえる挿話のみが多い屋島の合戦ーー。著者は眼を転じて、追われる平家の厳島(いつくしま)祈願に込められた、惻々たる心情に迫る。 入道清盛逝きてわずか四年後の平家の悲運。日本の半ば以上を所領した平家が、いま寸土も失って、水鳥の如く波間に漂う。最後の夢を彦島のとりでに託して、一門の船団は西へ西へと向うが、前途に光明はない。
レビュー(13件)
思ったより綺麗で満足のいく内容で下。読むのが楽しみです。
待ちに待った新平家物語
待ちに待った新平家物語 いよいよ戦いの場面です。楽しみです、ありがとうございます。 梱包もしっかりしていて、良かったです。
吉川英治さんの作品は読みごたえがあり、とても大好きです。最後に新平家物語をもってきました。楽しく読んでいきたいと思います。
吉川英治 最高!
吉川英治は読みやすく、ストーリーの中にのめり込みそう 平家の悲哀が描かれているのも興味深い
読書の休日
これで完読。 長いようで、いつの間にか全部買っていしまった。