誰かを意のままに操り、「汚れ仕事」をさせたと満足している人間自身も、実は(無意識のうちに)誰かに操られていた、という状況は、例えば会社の人間関係などのような日常生活でもあり得ることなのでしょうが・・・エスカレートするとこういう恐ろしいことになるわけですね。若い刑事の心をとろかす感動的なピアノの調べが、実はアシュケナージの弾き方の丸写しであった(そっくりに弾けること自体、誰にでも出来るわけではなく、すごいことではありますが)こともピアノを利用した一種の人心掌握術であり、「さもありなん」と思いました。,あまりにも二転、三転のどんでん返しに騙されっぱなし。 ある人が疑われ、まだ始まったばかりでさすがにそれはないやろ、 なんて思いながらも読んでいったら・・・。 この事件は恐怖すぎて市民が暴動化するねんけど、市民やマスコミの描写も絶妙やった。 市民の暴動化に巻き込まれた刑事、犯人に襲われる刑事、 同じ人物やねんけど、それは読んでられへんぐらい、やられっぷりがしんどい部分があった。 でも、それだけ入り込んでるんかなと思ったり。 今まで大どんでん返しを読んだことはあるけど、また違ったものを読めてよかった。 面白かった。,怖いというか、エグいというか、グロいというか。表紙が迷うのですが、一言でいうと『よくできている』某作家さんが伏線回収がすごくてハマっていたのですが、中山七里さんは、伏線とかすべてをひっくり返してくるから、すごい。再読すると、あー!ここねって、やっと気づくことができる、すごすき。,兎に角、惨殺ー最後の辺りを読んでいますが、犯人も分かって、でも、逮捕出来そうな出来なそうな、続篇も購入してしまいました。先が、気になって、気になって、読んでいます。最後は、予想もしない結末でアァーです。,ひたすらグロく悲惨で恐ろしい。 しかし、あんな単純で感情だけで突っ走る頭の悪そうな刑事が県警の捜査一課に居たら嫌だな。 所轄ならまだしも県警の捜一って…レベル低すぎ。 上司が切れ者だし、対比としてわざとなのかもしれないけれど。フィクションだし。 いろんな意味でハラハラドキドキでした。
レビュー(865件)
誰かを意のままに操り、「汚れ仕事」をさせたと満足している人間自身も、実は(無意識のうちに)誰かに操られていた、という状況は、例えば会社の人間関係などのような日常生活でもあり得ることなのでしょうが・・・エスカレートするとこういう恐ろしいことになるわけですね。若い刑事の心をとろかす感動的なピアノの調べが、実はアシュケナージの弾き方の丸写しであった(そっくりに弾けること自体、誰にでも出来るわけではなく、すごいことではありますが)こともピアノを利用した一種の人心掌握術であり、「さもありなん」と思いました。
新たな大どんでん返し
あまりにも二転、三転のどんでん返しに騙されっぱなし。 ある人が疑われ、まだ始まったばかりでさすがにそれはないやろ、 なんて思いながらも読んでいったら・・・。 この事件は恐怖すぎて市民が暴動化するねんけど、市民やマスコミの描写も絶妙やった。 市民の暴動化に巻き込まれた刑事、犯人に襲われる刑事、 同じ人物やねんけど、それは読んでられへんぐらい、やられっぷりがしんどい部分があった。 でも、それだけ入り込んでるんかなと思ったり。 今まで大どんでん返しを読んだことはあるけど、また違ったものを読めてよかった。 面白かった。
怖いというか、エグいというか、グロいというか。表紙が迷うのですが、一言でいうと『よくできている』某作家さんが伏線回収がすごくてハマっていたのですが、中山七里さんは、伏線とかすべてをひっくり返してくるから、すごい。再読すると、あー!ここねって、やっと気づくことができる、すごすき。
昔の事件を思いだしました。
兎に角、惨殺ー最後の辺りを読んでいますが、犯人も分かって、でも、逮捕出来そうな出来なそうな、続篇も購入してしまいました。先が、気になって、気になって、読んでいます。最後は、予想もしない結末でアァーです。
グロい
ひたすらグロく悲惨で恐ろしい。 しかし、あんな単純で感情だけで突っ走る頭の悪そうな刑事が県警の捜査一課に居たら嫌だな。 所轄ならまだしも県警の捜一って…レベル低すぎ。 上司が切れ者だし、対比としてわざとなのかもしれないけれど。フィクションだし。 いろんな意味でハラハラドキドキでした。