近年増え続けている慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、世界の死亡原因のトップであり、主に喫煙を原因とする病気です。日本での潜在的な患者数は500万人以上という報告もあり、人口の高齢化とともに患者数が増加することが懸念されます。本書はCOPDなどの慢性呼吸器疾患の治療、とくに在宅酸素療法、呼吸リハビリ等の分野で日本をリードしてきた木田厚瑞先生による一般向けの図書です。
正しい知識、患者さんが必要とする情報を、正確にかつわかりやすく提供することこそ、呼吸器専門医の最大の役目であると語る木田先生が、COPDをはじめとする今問題となっている慢性呼吸器疾患の実態ーその症状、診断、治療、なかんずく病気と賢く付き合いながら、活動性を落とさない生活を詳しくガイドします。
1章 COPDという病気:
COPDは一つの病気ではない?/ほかの病気と紛らわしい症状/治療の前の診察/診断にむけた検査/怖い増悪…ほか
2章 COPDの治療と、関係の深い病気について:
なぜCOPDの治療は難しいのか/注意したい間質性肺炎との併存/そのほかの息切れを起こす病気…ほか
3章 COPDの治療の進め方:
治療の考え方と理想的な治療の流れ/LINQとは/治療の実践に必要な6項目/まず禁煙/COPDで使われる薬を知る/運動を取り入れる/栄養治療の大切さ/憎悪の予防と重症化を回避する治療…ほか
4章 在宅酸素療法(HOT)はどのように進歩したか:
在宅酸素療法は人生の終わりを意味する?/世界的に見た酸素療法の歴史/酸素療法の目標と方法…ほか
5章 包括的呼吸リハビリテーションを取り込んで
活動性を保とう!:
COPDで活動性が低下すると/「包括的呼吸リハビリテーション」の考え方と流れ/基本プログラムの概略…ほか
6章 賢い患者となるために:
在宅医療と酸素療法の組み合わせを知る/薬と正しく付き合う/希望する治療を伝えておく/ゴール設定型の治療が良い/運動を楽しみにしていく…ほか
レビュー(1件)
COPD・セカンドオピニオンと治療の為に
軽い気持ちから、かなりのニコチン依存症で長年煙草を吸ってきましたが…。 ☆★「これ読んだら喫煙の覚悟が出来ました。」止められたら…??止められたらいいけど…??→「吸ってはいけない!」に気持ちが変化しました。 また、生活習慣病として3第疾病が注目され騒がれてますが… 「COPD」も生活習慣病として取り上げるべきと感じてる一人です。身体中がドミノ倒しの様に崩れていく恐ろしい病気で死より恐ろしく喫煙者の1/6の確率で発病ですが…専門医でないとなかなか発見し難い病気です。あっちこっちの病院で診て貰ってましたが、発見が遅れた一人です!活字が殆どで250ページと読みごたえがある本です。本嫌いな私でも読めます。患者側の立場になって詳しく分かり易くて良かったです。薬だけ出して置けば良いというお医者さんが増えている様に感じているので購入して良かったと思ってます! 時々読み返してますし、いずれ介護する家族の為に…。 初期の肺気腫なのにCOPDにされて危うく薬浸けで殺されるところでした。 『先ずは、「見極め」が出来る確実な医者の元で治療する事が一番大切だと実感してます!』