認知リハビリテーション VOL.18 NO.1 2013
認知リハビリテーションVol.18 No.1には、特別寄稿として『認知リハビリテーション研究会ことはじめ』と題し、鹿島晴雄先生に認知リハビリテーション研究会の設立の目的、これまでの活動内容、さらには認知リハビリテーションに関する基本的な考え方となったLuriaの思考とリハビリテーションについてのまとめが掲載されている。
さらに平成24年度に開催された認知リハビリテーション研究会で発表された講演内容が、原著論文として6本、プロシーディングとして5本、掲載されている。ターゲットとなっている領域は、視覚障害と注意障害の認知訓練、記憶障害およびこれに対する病識欠如に関するアプローチ、メモリーノートに関する臨床的な課題、そして、高次脳機能障害例の「語り」についての問題など、非常に広範で興味深い内容となっている。ぜひ臨床に役立てていただきたい。
特別寄稿
認知リハビリテーション研究会ことはじめ (鹿島晴雄)
原 著
1.視覚対象の違いによって見え方に左右差がみられた脳梁離断症候群の1例
(小林希代江・池尻義隆・當間圭一郎・宇高不可思・大東祥孝)
2.慢性期高次脳機能障害患者に対する注意トレーニングの効果─パソコン使用とドリル使用の比較─
(南 千尋・松林 潤・俵あゆみ・納谷敦夫・三谷 章)
3.メモリーノートの活用の成否に関わる要因─回復期病棟における検討─
(大石斐子・齋藤玲子・小田柿誠二・補永 薫・立石雅子)
4.高次脳機能障害者は自らの障害とリハビリテーションをどのように語るか
(松岡恵子・山川百合子・小谷 泉・金 吉晴)
5.前脳基底部健忘症例に対する「reality orientation & self─awareness movie」を用いた認知リハビリテーション
(大森智裕・穴水幸子・加藤元一郎・谷合信一・三木啓全)
6.側頭葉てんかん術後,長期の逆向性健忘と人物の意味記憶障害を呈した一例
(藤永直美・村松太郎・三村 將・加藤元一郎)
プロシーディング
1.調理ナビゲーションシステムに基づく高次脳機能障害者の認知リハビリテーション
(佐野睦夫・宮脇健三郎・米村俊一・大出道子)
2.変性疾患の認知症における幻視と立方体模写に関する研究 (山崎 暁・伊林克彦)
3.高次脳機能障害患者の病識に影響を及ぼす因子の検討
(坪井郁枝・安藤牧子・羽飼富士男・立石雅子・川上途行・田渕 肇)
4.駒ヶ根市における5歳児健診と就学前リハビリテーションの有用性
(上村智彦・稲葉雄二・本田哲三・坂本虎雄・西村貴文)
5.外傷性脳損傷後数年を経て開始した認知リハビリテーションの長期経過 (松葉正子)
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