戦後ばかりでなく戦前の数多くの映画作品を自由に踏査しながら、「運動イメージ」の詳細な分析を通して「映画的イメージにおける思考」にいたるドゥルーズの真に創造的な傑作。『シネマ2』にたいしてその必然的な前提である『シネマ1』は、物語的内容を論じる映画論や、たんなる映画史としてではなく、「映画に現れるかぎりでのイメージと記号の分類の試み」の原理を明確に提示する。
第1章 運動に関する諸テーゼ──第一のベルクソン注釈
第2章 フレームとショット、フレーミングとデクパージュ
第3章 モンタージュ
第4章 運動イメージとその三つの種類──第二のベルクソン注釈
第5章 知覚イメージ
第6章 感情イメージ──顔とクロースアップ
第7章 感情イメージ──質、力、任意空間
第8章 情動から行動へ──欲動イメージ
第9章 行動イメージ──大形式
第10章 行動イメージ──小形式
第11章 フィギュール、あるいは諸形式の変換
第12章 行動イメージの危機
用語解説
訳者あとがき
注・索引
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