京都の名所と市街、人々の姿を描いた洛中洛外図屏風。室町から江戸にかけての長い間、多くの作品が描かれ続けたのには訳があった。将軍御所や武家・公家の屋敷、庶民の風俗、祭礼行事や暴力場面など、屏風絵に込められた膨大な情報から描かせた人々の思いを読み解く。作品の個性と関係を明らかにしながら、人々を魅了した洛中洛外図の世界へと誘う。
洛中洛外図屏風を読むにあたってープロローグ/洛中洛外図屏風とは(洛中洛外図屏風の見方/洛中洛外図屏風の成立)/初期洛中洛外図屏風(四つの作品ー「第一定型」の構図/室町幕府と細川邸ー政治背景を読む/都市風俗を読む/発注者と作者、そして系譜)/近世における展開(「権力者とその都市」の屏風/徳川幕府と洛中洛外図屏風/都市風俗とバイオレンスー舟木本/「寛永行幸」の前後/洛中洛外図屏風の再生ー「嫁入り屏風」としての洛中洛外図)/名所絵としての洛中洛外図屏風、そしてその後ーエピローグ
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