「おれは仕事も家庭もうまくやっている」エリート会社員・翔がある日帰宅すると、家の中は真っ暗だった。
「どういうことだ?」この時すでに、【99%離婚】という状況になっていたことに、彼は全く気付いていなかった。
一方、「お前ってホント無能だよね。よかったね 専業主婦になれて」「ベッドで癒してくれない? じゃあもう風俗に行けってことだな」
「なにその服? もう少し体型戻さないと似合わなくない?(笑)」…夫の機嫌を絶えず伺い、
傷ついてばかりできた妻・彩。自分がモラハラ被害者と気づいた彼女は、娘を連れて家を出ていたー。
「モラハラ夫は変わらない」世間ではそう言われています。これは、変わりたいと必死でもがく、一組の夫婦の物語です。
1章:傷ついた妻&気づかぬ夫(第1〜3話)
2章:突然の別居(第4、5話)
3章:変わるきっかけ(第6、7話)
4章:揺れる妻&努力する夫(第8、9話)
5章:お互いの本心(第10、11話)
6章:絶望からの加害の自覚(第12、13話)
7章:自分の弱さをさらけ出す(第14〜16話)
8章:2人で、生きていける(第17話)
レビュー(15件)
この本をモラハラしてる夫が読めばまだ変わるかも。モラハラしてる時点で読まないでしょうね。 妻が読んでもこの夫は変わって良かったね、って思うくらい。 タメにはならない。
自分自身モラハラを受け、そのストレスを子供にぶつける時があります。私も夫も親から傷つけられてきました。両親もまた親から傷つけてられていた様に思います。この本を読んで改めて負の連鎖を断ち切らなければと思いました。
暴力や支配を愛情と誤認して育ち、苦しみを次世代に引き継いでしまう…その連鎖を断ち切れるかどうかは自らの加害性を自覚し、自分の中の根深い性分を本当に変えてゆけるかにかかっている…そこがよく分かりました。99%は自覚すらないか自覚できたが変われないのだと思います。今回の主人公は高学歴高収入のエリート会社員で、本来、文化的素養や合理性が備わった優秀な人物です。男女や家族の捉え方がバグっているだけで、おかしさに気付いてからはスムーズ、円満エンドに至ることができました。しかしモラハラというのは、突出したエリートのみに表れるという問題ではありません。そういう意味でも1%の事例と思いました。
カバー表裏表紙にもメッセージ有
内容は他の方々が細やかに語られているので言及せず。 書籍のカバーやその下の表裏表紙。 写真撮ろうとカバーを外し本を伏せて背表紙側から見た。 カバーと同じイラストを使い配置が変わっただけなのに絶望の中の僅かな可能性を思わせるデザインに気付き、息を呑みました。
自覚なきモラハラの恐ろしさ
ネットで話題になっていたので、興味を持ち購入しました。 この本の主題は「モラハラ夫は変わるのか」ですが、原作者も強調しているように、変わる努力をすべきなのはあくまで「加害者側」であり、被害を受けている方が「パートナーは変われるかも…」と期待するために描かれたものではないということです。 被害を受けている方は、できるだけ早く「逃げて」ください。 我慢を続けていたら、関係が拗れて最悪の場合、身の危険があります。 自覚のないモラハラがどれだけパートナーを傷つけるのか、これは夫婦間だけの問題ではなく、親子、友人、職場など様々な場面で起こりうることであり、皆で考えなければならないと思いました。 本書を読んだ人の多くが「被害者の立場に立って」読むと思いますが、もしかしたら「自分も近しい人にモラハラしているかも?」と思って読むべきだと思いました。