後宮妃の管理人 八 〜寵臣夫婦は死力を尽くす〜(8)
黎暉大国の冬の朝。宮廷に呼び出された優蘭たち寵臣夫婦は、二つの重大事案に直面した。一つは杏津帝国皇弟の娘・魅音の亡命希望。もう一つは後宮妃の藍珠から、同皇弟の愛妾・神美が両国を滅ぼす計画を持つと情報を得たこと。問題はそれらの信憑性だった。
優蘭は藍珠を信じ、唯一の手がかりである指輪の紋章について調べるため、紋章学に詳しい皓月の友人を訪ねて一路、珠麻王国へ。ところがそこは、優蘭を遥かに凌ぐ大商人たちが牛耳る国で!?
緊張状態の大国の裏で蠢く策動。寵臣夫婦を待ち受けるのは……?
目次
序章 寵臣夫婦、呼び出される
第一章 妻、やらかし落ち込む
第二章 寵臣夫婦、国境にて情報を集める
第三章 寵臣夫婦、隣国の旧友と相対する
間章一 双子の妹、跳び回る
第四章 夫、勝負を仕掛ける
第五章 夫、杏津帝国へ旅立つ
間章二 とある悪女の執念
終章 妻、言葉を失う
あとがき
レビュー(2件)
続編が出るので、1年近く積んでいたが読了。前巻と併せて「上下巻」と思っていたが、少なくとも「上中下巻」。中華風の国、西洋風の国がある設定自体は好み。ただ、初期の頃の「皇帝の我儘に付き合わされられる寵臣夫婦」「後宮内で妃たちの困りごとを解決する」から離れて、外交が絡んできだしてからは、ストーリーがうまく飲み込めない。外交が絡むことが初期から出ていればついていけたかも? 今巻では、巻頭の登場人物一覧では出番なしの四夫人よりも、ストーリーに出てくるキャラや、作中の世界地図、登場国の一覧がほしかった。