東京で夫と穏やかな暮らしを送っていた由香にとって、悩みの種は夫の実家のことだった。
結婚当初「どうってことないうち」と言っていた夫の実家は、北関東にある河童市の由緒ある家柄で、祖父が元市長であり伯父は現職の市長だったのだ。
煩わしいことには関わらないと宣言していた由香だったが、夫の伯父である現職市長が病に倒れてから状況は一変。
地元に帰ることはないといっていた夫は、姑や伯父の懇願に負けてしまい、選挙に出ることを決意してしまう。
最初は別居して選挙と距離を置いていた由香だったが、次第に選挙をめぐる問題に巻き込まれていきーー。
選挙を通じて描かれる、本音と建て前が渦巻く家族小説!
第一章 除幕式
第二章 事前運動
第三章 新後援会結成
第四章 有名人
第五章 裏切り
第六章 怪文書
第七章 決意
第八章 開票
レビュー(0件)