「すずめ、うぐいす、やまがらす、めじろ、ほおじろ、しじゅうから…」 「ひゅんひゅんからからほーいほーい、いっぴつけいじょうひのようじん、ずーいきりきり…」だったかな?小学生の頃に読んで、一生懸命覚えた記憶があります。今でも朧気ながら言えます。 血筋なのか鳥の名前や虫の名前を覚える娘に読んで欲しくて買いました。やっぱり面白い本です。,翻訳家の印象の強い瀬田貞二さんのオリジナル童話。お父さんが子どもたちに面白おかしいラッパ(ほら)話を披露するというコンセプトで、十四の短編から成っています。優しくて話し上手なお父さんのキャラと瀬田さんご本人が無意識に重なってしまいました。 第一話の「ちんからちんから、ほーいほい」という鳥の鳴き真似や「すずめ、うぐいす、やまがらす めじろ、ほおじろ、しじゅうから」と名前を重ねていくところは日本語の美の極みではないでしょうか。このフレーズを検索したら、小学生の国語の教科書で読んだという人も散見されました。トールキンが指輪にマザーグースを取り込んだように瀬田さんも既存の歌を使ったのか、瀬田さんの歌が教科書に採用されたのかは存じませんが、素敵に楽しい物語と美しい日本語を同時に堪能できる貴重な一冊だと思います。
レビュー(7件)
昔を思い出して…
「すずめ、うぐいす、やまがらす、めじろ、ほおじろ、しじゅうから…」 「ひゅんひゅんからからほーいほーい、いっぴつけいじょうひのようじん、ずーいきりきり…」だったかな?小学生の頃に読んで、一生懸命覚えた記憶があります。今でも朧気ながら言えます。 血筋なのか鳥の名前や虫の名前を覚える娘に読んで欲しくて買いました。やっぱり面白い本です。
翻訳家の印象の強い瀬田貞二さんのオリジナル童話。お父さんが子どもたちに面白おかしいラッパ(ほら)話を披露するというコンセプトで、十四の短編から成っています。優しくて話し上手なお父さんのキャラと瀬田さんご本人が無意識に重なってしまいました。 第一話の「ちんからちんから、ほーいほい」という鳥の鳴き真似や「すずめ、うぐいす、やまがらす めじろ、ほおじろ、しじゅうから」と名前を重ねていくところは日本語の美の極みではないでしょうか。このフレーズを検索したら、小学生の国語の教科書で読んだという人も散見されました。トールキンが指輪にマザーグースを取り込んだように瀬田さんも既存の歌を使ったのか、瀬田さんの歌が教科書に採用されたのかは存じませんが、素敵に楽しい物語と美しい日本語を同時に堪能できる貴重な一冊だと思います。