毎年夏になると読みたくなって図書館で借りていたので、いい加減買いました。 宵山の奇妙で不思議な世界が楽しいです。,森見登美彦らしい、どんちゃん騒ぎの話と真夏のホラー系の話が短編として収録されていました。 同作者の他作品と比較して面白さはまあまあだったので評価3です。,宵山の摩訶不思議な世界は、祇園祭の喧騒を思い出させます。,「宵山姉妹」の書き出しから重々しい雰囲気を感じた。著者の作品は明るさに満ちているかに見えて、時にその照度が作り出す陰を表現しているようだ。思い浮かべたのは『きつねのはなし』。古都京都が持つ奥深い陰。物語はパラレルワールドのような展開を見せ、一つ一つの話が伏線を拾うように繋がって、ほっとするラストへ。読メお気に入りさんの感想に「7月に是非読みたかった本」とあり、急ぎ読了できて良かった。 この感想をアップしようとしたらネットが繋がらなくなった(;'∀')まさか宵山様の仕業……?,森見さんならではの 面白さ、奇怪さ、愉快さ、不気味さ、可愛さ、京都感。 全部詰まった作品です。森見作品を初めて読むなら 「有頂天家族」か「夜は短し歩けよ乙女」をおススメします。 そこで森見作品にはまったならば 「四畳半神話大系」「きつねのはなし」を読んだ後に読むと、より楽しめるのではないかと思います。 宵山に行くのは、読んだ後でも前でもいいよ(笑)!
レビュー(416件)
毎年夏になると読みたくなって図書館で借りていたので、いい加減買いました。 宵山の奇妙で不思議な世界が楽しいです。
お祭り感とホラー風味
森見登美彦らしい、どんちゃん騒ぎの話と真夏のホラー系の話が短編として収録されていました。 同作者の他作品と比較して面白さはまあまあだったので評価3です。
宵山の摩訶不思議な世界は、祇園祭の喧騒を思い出させます。
「宵山姉妹」の書き出しから重々しい雰囲気を感じた。著者の作品は明るさに満ちているかに見えて、時にその照度が作り出す陰を表現しているようだ。思い浮かべたのは『きつねのはなし』。古都京都が持つ奥深い陰。物語はパラレルワールドのような展開を見せ、一つ一つの話が伏線を拾うように繋がって、ほっとするラストへ。読メお気に入りさんの感想に「7月に是非読みたかった本」とあり、急ぎ読了できて良かった。 この感想をアップしようとしたらネットが繋がらなくなった(;'∀')まさか宵山様の仕業……?
森見ワールドを知れ!
森見さんならではの 面白さ、奇怪さ、愉快さ、不気味さ、可愛さ、京都感。 全部詰まった作品です。森見作品を初めて読むなら 「有頂天家族」か「夜は短し歩けよ乙女」をおススメします。 そこで森見作品にはまったならば 「四畳半神話大系」「きつねのはなし」を読んだ後に読むと、より楽しめるのではないかと思います。 宵山に行くのは、読んだ後でも前でもいいよ(笑)!