【POD】リバタリアン、オーストリアンならこう考える
本書は著者が2013年12月から2020年9月までの間に書き溜めた文章を1冊の本にまとめたものである。書名の通りに、どの文章もリバタリアニズムかオーストリア経済学のどちらかに(またはどちらにも)関する内容である。著者がリバタリアニズムとオーストリア経済学というものを初めて知ったのが2007年で、これらに関する英書を和訳出版し始めたのが2013年である。和訳と並行してあれこれと書いていたのである。しかしながら最初から論文の体裁で書いたのは「2.(6) ビットコインは貨幣に取って代わる事ができるか」、「6.リバタリアン革命 - ホッペの提案」、「7.戦後日本の農地改革について」の3編だけである。それ以外では「1.ロスバードの貨幣論」と「8.ロスバードの教育論」の2つが、自由経済研究会で発表した内容に基づいている。前者は2020年、後者は2018年と2019年に発表した内容だ。そのためにまとまった分量になっている。なお、2017年に発表した内容については、加筆した上で「ロスバード入門」(デザインエッグ、2017年)として出版している。自由経済研究会は、2017年から毎年9月に三重県四日市市で開催されていて、著者はいつもお世話になっている。主催は公会計研究所・自由経済研究所である。ネットでググったらすぐに見付かるので、興味が惹かれた方は調べてみて欲しい。残りの文章はBlogやSNSに投稿した文章のうち、ある程度まとまっているものを選択したもの。内容には誤字脱字などの修正を除いてほとんど手を加えていない。2013年の頃には不勉強な点が今よりも多くあったし、それぞれの文章を書いた時期にも開きがあるのに、意外と最初から一貫性があるようなので自分でも少し驚いている。
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