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「薬漬け医療」と言われて久しい日本の医療 。高齢になるほどに、目を覆うばかりの多くの薬を、長期間にわたって出し続ける傾向にあるようですが、死ぬまで投薬する意味が本当にあるのでしょうか? 日本初の「薬やめる科」を設けた松田医院和漢堂院長の松田先生は「多くの医師達は薬が基本的に毒であることを忘れている」、と指摘します。 特に問題となるケースは3つ。 1高齢者が複数の科から大量の投薬を受けている場合、 2心療内科、精神科などで数多くの精神安定剤を長期に投与されている場合、 3繰り返す蕁麻疹、湿疹、アレルギー性鼻炎、喘息等に対して、抗アレルギー薬、ステロイドを長期連用している場合など。 少し周りを見渡せば、このようなケースはたくさん思い当たると思います。 このような状況を少しでも改善するため、松田先生は、「薬やめる科(減薬・断薬サポート)」を開設し、医者が絶対に教えてくれない薬のやめどき、減らし方、やめ方、溜まった毒の消し方をお教えします。 現場で多くの患者を診てきた医師だからこそわかる、断薬の大切さと効果。 長年薬を飲み続けているにもかかわらず、体調不良を抱え続けている人たちへ、「このまま薬漬けで本当に良いのか」を問う本です。
レビュー(13件)
目から鱗の情報がいっぱいです。世間では、薬を沢山出したがる医者はあまり良い医者ではないと言われているけど、この本を読んで再認識させられました。
薬を気軽に使い過ぎていたかも
病院に行くと、お医者さんに薬を処方してもらうのが当たり前になっていましたのを反省。
クスリは逆さに読むとリスク 活き活きされている元気なお年寄りは ほぼ薬とは無縁の方だと 多くの方に気づいてほしいものです
薬は毒と心得よ
松田史彦先生の動画を視聴して興味が湧き購入しました。対症療法が主体の西洋医学についてかねてから疑問を持っておりましたので、薬と毒は表裏一体、だから知識を持って上手に使えと説く先生のお考えはとても納得の行くものでした。
必要ない薬、害のある薬が分かり易く説明されてると思います。病気のメカニズムから、薬に頼らない生活の仕方もたくさん参考になりました。