奈良時代前期の南都学問僧。入唐して玄奘仏教や密教、国家仏教制度など、多様な新仏教をもたらす。長屋王との軋轢を経て僧綱となり、大安寺を拠点に、制度・技術・文化・思想の諸方面で日本仏教構築を主導。一方で晩年は半隠棲の修行生活を送り、日本仏教批判も行った。事蹟のみならず底流の信仰にも光を当て、アジア仏教史上の位置付けを試みる。
日本仏教の黎明/入唐留学の幕開け/道慈の先達/若き日の道慈と日本仏教/入唐/帰朝/国家仏教の形成と道慈/道慈と密教/道慈の「聖教の法則」/アジア仏教の「聖教の法則」/時代区分を越えて/道慈・神叡の史料/略年譜
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