能の作品の多くは古典文学作品を題材としており、『源氏物語』も能に多くの題材を提供している。今回の特集では、梗概書などにも注目しながら『源氏物語』享受の様子を探り、さらには能が『源氏物語』の解釈に与えた影響についても考察する。
特集・源氏物語と能ー享受と創成ー
大会企画あたって=三宅晶子
室町期の武士と源氏物語=小川剛生
能の構想力と『源氏物語』=高橋亨
能作者の観た空?と落葉の宮=藤原克己
源氏物語と能楽研究=山中玲子
全体討議=小川剛生・高橋亨・藤原克己・山中玲子/司会=三宅晶子
【口絵】
レンズがとらえた能楽史15(最終回)-見所の風景=宮本圭造
【論文】
能《当麻》の主題と構想=中野顕正
金春家本面の復元=宮本圭造
【テーマ研究】
室町後期の能を考えるー信光・長俊・禅鳳ー
室町後期の五山文学=堀川貴司
金春禅鳳の文化的背景ー作品と伝書からー=石井倫子
【研究ノート】
宝生大夫の京都屋敷ー観世大夫家・大徳寺との関わりからー=江口文恵
弘治三年の駿府の「観世大夫」は宗節かー戦国期における観世座の地方下向望見ー=天野文雄
【紹介】
神戸女子大学古典芸能研究センター編『能面を科学するー世界の仮面と演劇』=佐藤嘉惟
大槻文蔵・監修 天野文雄・編集『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』=鵜澤瑞希
小林千草著『幕末期狂言台本の総合的研究 大蔵流台本編』=戸田健太郎
京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター編『謡を楽しむ文化ー京都の謡の風景』=奥山けい子
【例会ノート】
[東京例会・関西例会]
大谷節子/鵜澤瑞希/西瀬英紀
【研究発表要旨】
芳野貴典/横山太郎/高桑いづみ/深澤希望/小林千草/山下宏明
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