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それぞれの事情で、養母の家に預けられた3人の子どもたち。みんながバラバラの方向を向いていて、ちゃんと向き合わずに過ごしてきた。そこへ新しくアスペルガー症候群の男の子が仲間入りし、その子の母親に会いたいという願いをかなえるために4人は冒険に出かけることになる。 作者M・G・ヘネシーのデビュー作『変化球男子』に続く第二弾です。これからの時代、家族とはどう定義すればいいのか? その問いに対するストレートな回答がこの物語です。どんな家族も、最初から家族なわけではありません。本物の家族になるには、その成員がみな、自分以外のメンバーの心の痛みをわかって、助け合うことが必要なのです。そういう家族が集うのが本物の家庭であり、子どもにとってはそここそが、安心できる自分の居場所となるでしょう。
レビュー(18件)
読んでみて
課題図書にも選ばれた作品です。購入して良かったです。
昨年の夏休みの読書感想文の課題図書です。子供が課題図書3種類の中からこの本を選び、感想文を書いて賞を頂きました。あれから1年経ちましたが、どんな本かと思い私も読んでみました。実はあまり興味がなかったのですが、なかなか奥が深くて感動しました。人権作文の題材にも使えそうです。やはり課題図書は興味深いですね。