【輸入盤】弦楽四重奏曲第4番、第5番、ピアノ三重奏曲第2番 ARCアンサンブル
「亡命者たちの音楽」シリーズ第5弾!
ウクライナの忘れられた作曲家クレバノフ!
カナダにおける最も優れた文化大使である「ARCアンサンブル(Artists of The Royal Conservatory)」が注力する「ミュージック・イン・エグザイル〜亡命者たちの音楽」シリーズの最新巻は、ウクライナの忘れられた作曲家、ドミトロ・クレバノフの室内楽作品集。ARCアンサンブルは20世紀の全体主義体制下で抑圧され、その後も疎外され続けてきた音楽の研究と復興に力を注いでおり、シリーズではこれまでに「ベン=ハイム」、「フィテルベルク」、「シモン・ラクス」、「カウフマン」の4巻がリリースされています。
亡命というと一般的には地理的な移動を連想しますが、「国内亡命」という考え方も古くから存在し、ソビエト連邦ではこのような亡命が長期にわたって行われていました。音楽のスタイルや内容に対する国家の監視は1920年代に始まり、スターリンの死後、1953年まで続いたとされています。国家社会主義のもとで殺害されたり追放されたりした中欧の作曲家たちと異なり、ソビエト時代の音楽の犠牲者の多くはいまだ注目を浴びているとは言い難い状況です。
ウクライナのユダヤ人作曲家ドミトロ・クレバノフは、神童のような存在としてそのキャリアをスタートさせましたが、1945年に発表した交響曲第1番(ショスタコーヴィチの第13番と同様、バビ・ヤールでのユダヤ人虐殺を題材にしたもの)で当局の反感を買い、その後の数十年は社会主義リアリズム作品の作曲に費やすことになりました。今回全曲世界初録音で収録された室内楽作品以外にも、9つの交響曲、ヴァイオリン協奏曲とチェロ協奏曲、ヴァイオリンとピアノのためのさまざまな作品、いくつかのオペラやバレエ、約100曲の歌曲(そのほとんどが手稿として残されている)、20数曲の映画音楽など、クレバノフの遺産は多岐にわたっています。(輸入元情報)
【収録情報】
クレバノフ:
● 弦楽四重奏曲第4番(1946)
● ピアノ三重奏曲第2番(1958)
● 弦楽四重奏曲第5番(1965)
ARCアンサンブル
録音時期:2021年1月5-7日
録音場所:カナダ、トロント王立音楽院
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
全曲世界初録音
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