【POD】なぜ日本は7倍豊かになっても幸福度が上がらなかったのか
科学や経済の発展により、世界は一変しました。病原体の研究で医学が進歩し、電気を照明や温度調整や記録に応用して、宇宙の不思議なメカニズムを解明する理論を生み出し、飛行機で地球の裏側まで簡単に移動できるようになり、人間が地球を出て月を歩き、クローン技術で新たな生命を作り、世界中の人々がインターネットによって一瞬でつながるようになりました。しかし、不思議なほどに私たちは至福に満ちた生活を送っているとは限りません。世界で3番目に豊かな日本でも、統計上、年間2万人ほどが自殺をしています。また驚くことに、50年ほどの短い間に経済力が何倍にも増加しても、幸福度は全く向上しなかったのです。これが意味することは、たとえ日本がさらに豊かになっても幸せを手に入れられないということです。なぜ不幸は生み出され、そしてどうすれば不幸から脱却できるのか。その答えが、「不幸の本能的・社会的要因」にあると私は考えています。社会にある思想の癖を変えることにより、人は幸せに近づくことができるはずです。本書はそんな希望を、生化学、心理学、幸福学といった観点も交えて説明します。【目次】はじめに第一章 文明の発展と幸福第二章 発展は幸せをもたらしたのか 現代文明のメリットとデメリット フォーカシング・イリュージョン 技術面・思想面からの解決方法第三章 不幸の本能的要因 -幸福を生化学的に考えるー 幸福を求める人間、不幸を求める本能第四章 不幸の社会的要因 -社会はフィクションであるー 日本社会における6つの不幸なフィクション 不幸な思想の癖に向き合う 2つの補足事項第五章 幸福は公平である 幸福の公平さ 共有すべき思想おわりに
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