- 18
- 4.44
◎3か月先まで予約が埋まる精神科医、初の著書 ◎薬に頼らず1000人の心の病を寛解させた方法 ◎自身もうつを経験。そんな精神科医が実践している自分の愛し方とは? ◎今までの「自己肯定感本」でダメだった人の、最後の砦となる心の強化書 ここは東北にある、とある精神科クリニック。 一見、町中にあるごく普通の病院です。 ところがこのクリニックには連日、 行列をなすほど救いを求める人が押しかけます。 一体、他の病院と何が違うか。 その理由は、この先生が患者さんに語りかける言葉にあります。 なんと「死にたい」と訴える患者に対して、 「死んでもいいよ」と投げかけるのです。 ただ、これはもちろん決して本心ではありません。 「押すな、押すな」と言われると、 人は押したくなります。 それと同様に、「死ぬな、死ぬな」と言われると、 「死にたい気持ち」がますます大きくなってしまう、 というのがこの先生の考え。 また、 「日常生活で否定され、 心がボロボロになっているからこそ病院にきている。 それなのに、病院に来てもなお否定されたら 患者さんの心はますます傷ついてしまうじゃないですか。 だから、まずは死にたい気持ちを受け止めてあげるのが、 僕の最初の役目だと思っています」とも、先生はおっしゃいます。 実際、この治療を施して自殺を選んでしまう方はゼロ。 それどころか、生きることへの希望を感じ、 回復へと向かう患者さんが多いのだとか。 そうして、患者さんがようやく新しい価値観を手に入れたところから、 先生の優しい、優しい、手当ては始まります。 先生のモットーは、「なるべく薬に頼らないこと」。 その甲斐もあって、これまで1000人もの患者さんが、 薬に頼らずに、心の病を寛解させたと言います。 今回、初めての本を執筆していただくにあたり、 実際にクリニックで患者さんに対して実践している、 「自分を好きになる方法」や「自信の持ち方」、 「世界観が広がるものの見方」、「罪悪感との付き合い方」などを、 一冊にギュギュっと詰め込んでいただきました。 コロナウイルスの感染拡大、経済の不安定、 孤独死への恐怖、同調圧力……。 これは様々な問題を抱える現代人全てに送る、 医学的に正しい不安解消のススメなのです。 たくさんの人の心のお守りになることを願っています。 "・死にたいの裏側に隠れた「生きたい」の気持ち ・ゲーム依存症の高校性が1億円をゲットした話 ・インドネシア人は自分も他人の迷惑も容易く許す ・ADHDは病気ではなく、ただの脳の偏り ・恐怖心が芽生えたら、横隔膜を押し下げる ・罪悪感は自分も周りも不幸にする悪魔の感情 ・精神科医の最終目標は、少しずつがっかりさせること ・人生の形状はらせん階段"
レビュー(18件)
優しく寄り添ってくれる本
一度自分様に購入しましたが、この本で自分がとても救われたので、悩んでいた知人に読んでいただきたくて購入しました。 その知人から、早く読んでいれば良かったと言われプレゼントして良かったと思いました。 読んだ後に心が軽くなる、そんな本だと思います。
ガッカリ
うーん。 私には具体性のない内容が合いませんでした。
題名のような重い内容だけでなく、自分の視点を広げることのできる本でした。ありがとうございました。
自分を責め過ぎた時に読んでみたかった
ウツ状態で退職後、6年かけて学んだり、見つけたり、気付いたりしてきた物の見方や捉え方などが沢山書かれていました。 当時の自分が読んだら、どうだったのだろう、人生が良い意味でもう少し違っていた可能性がありそうだと思いました。 一方で、6年かけて得てきたものが「それで良かったのだ」と、答え合わせになったような、励まされたような気にもなれました!
優しい例えで表現してくれて 読むと少し気が楽になりました。 子供にも読ませたいと思います。