名著の誉れ高い「新しい古典」、待望の続巻
本書は、『ドイツ史1800-1866 市民世界と強力な国家 (上・下)』に続く、「19世紀ドイツ史三部作」の第二巻目だ。ドイツ帝国の成立を挟んで第一次世界大戦に至るまでのドイツが、「アンビバレント」な側面と問題性を孕みながらも、「モダン」な社会と文化に向かってダイナミックな発展を遂げていく様子が、社会・経済から宗教・教育・学問・芸術まで、分野ごとに詳述される。
ハンス=ウルリヒ・ヴェーラーは本書を「極めて傑出した総合を成し遂げた」歴史書と称えている。またゲルハルト・A・リッターも、「ほとんどいかなる人にもまさって、私たちの祖父や曾祖父の世界を知り、理解することを教えてくれた」と述べている。
本書は、「生活世界の全体を包括する歴史を提供する」こと、「経済、国制、階級、階級闘争、産業化、日常生活とメンタリティ、そして大いなる文化などについての多くのそれぞれの歴史を包括する歴史」を企図して執筆された、まさに圧巻の全体史だ。「ドイツ歴史家賞」受賞の巨匠による、社会史と精神文化史。
(政治史を扱う「三部作」の最終巻の邦訳も企画中。)
第1章 人口
第2章 家族、性、世代
第1節 家族
第2節 女性
第3節 セクシャリティ
第4節 青年
第3章 日常生活
第1節 飲食
第2節 服装
第3節 住まい
第4節 病気と健康
第5節 自由時間
第6節 スポーツ
第7節 旅行
第8節 自然
第9節 メンタリティと生のバランス
第4章 農業と農村社会
第5章 産業、手工業、サービス部門
第1節 産業の発展
第2節 産業企業の構造
第3節 企業家
第4節 手工業
第5節 交通
第6節 商業
第7節 銀行と保険
第6章 全体としての国民経済
第1節 成長と構造転換
第2節 対外貿易
第3節 ドイツとイギリスの比較
第4節 経済体制と通貨制度
第5節 危機と景気
第6節 所得と所得配分
第7章 労働者
第8章 社会問題─社会体制と社会政策
第9章 新中間層と市民階層
第1節 職員と「新」中間層
第2節 教養市民
第3節 経済市民層
第10章 ユダヤ人
第11章 階級社会
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