現在の年金制度改革の筋道を描いた中心人物が、今日までの改革のプロセスをたどりつつ、政治家、官僚、エコノミスト、メディア等の主張や動向を切れ味鋭く批評。この10 年余りの年金論争を総括し、次なる改革の道筋を示す!
民主党による政権獲得前夜から今日まで、混迷と激動が続く日本社会を権丈教授が斬る。医療介護・社会保障関係者への講演録や雑誌掲載エッセイなどを中心にまとめた特別編集版。折々の政治経済状況を織り交ぜながら、医療介護、社会保障問題はもちろん財政、民主主義など多彩な論点を取り上げ、日本の将来像を語る。
1 解説 平成26年財政検証
第1部 年金騒動はなぜ起こったのか?
2 「市場」に挑む「社会」の勝算は?
3 政治的関心層の合理的無知がもたらした政治的帰結 -- 正確な政策
論は、政治論の必要条件
4 政争の具にされてきた年金の現状
5 合成の誤謬考 -- 企業の利潤極大化と社会の付加価値極大化は大い
に異なる
6 公的年金論議のパラドックス
7 歴史の共有と人間の感情 -- 礼儀と歴史
8 年金政局の歴史と一体改革
9 年金制度の過去、現在と未来
10 年金債務超過話の震源
11 公的年金制度の現在と課題
第2部 年金から市場と民主主義を考える
12 社会保障制度改革の行方
13 社会保険一元化はタケコプター
14 年金と政治家のレベル -- 政争の具とした愚行
15 「防貧」と「救貧」の違い -- 政策の実行可能性を考える
16 保険方式と税 -- 実行可能性を問う次のステップ
17 「将来のことを論ずるにあたっての考え方」と年金
18 2度目の好機を活かせるか -- 民主党の年金案ゼロベース見直し
19 この人民ありてこの政治あるなり
20 ホメオスタット機構としての年金制度と社会経済制度改革インセン
ティブ
21 政策技術学としての経済学を求めて -- 分配、再分配問題を扱う研
究者が見てきた世界
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