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やった!これでようやく宇宙に行ける!16歳の誕生日に両親からプレゼントされた小型スペースクーペを改造し、連邦基地のチェックもすり抜けて、そばかす娘コーティーはあこがれの星空へ飛びたった。だが冷凍睡眠から覚めた彼女を、意外な驚きが待っていた。頭の中に、イーアというエイリアンが住みついてしまったのだ!ふたりは意気投合して〈失われた植民地〉探険にのりだすが、この脳寄生体には恐ろしい秘密があった…。元気少女の愛と勇気と友情をえがいて読者をさわやかな感動にいざなう表題作ほか、星のきらめく大宇宙にくり広げられる壮大なドラマ全3篇を結集!
レビュー(208件)
3編の星空旅行のお話でーす。
結構、つらい。心に入り込む話が最初からです。 よんでのお楽しみに・・・ということにしておきましょう。 なるほど「・・・たったひとつの・・・」最後の方法?究極の方法でした。
泣くほどではなかった
以前から「泣けるSF」と知っていましたが、未読なので購入しました。 泣く覚悟で読みましたが、それほどでもなかったです。 ハードルを高くしすぎたか? でもまあ、面白かったです。
この本を読んでみようと思ったきっかけは、アニメの交響詩篇エウレカセブンをみたからなんですよね…。このアニメのストーリーが実は、この小説が原点になっているようなことを何かで見かけて、つい興味がわきました。まだ、最初の方しか読んでいませんが、テンポよく読めます。改訂版が出版されましたが、どうせなら原作の3部作をと思い、こちらにしました。頭の中で宇宙人が共存?とてもインパクトがありますよね!ずっと共存(共生)していくことは、可能なのでしょうか? 久しぶりにSFを楽しみながら読みたいと思います。
若い人向けのSFです。内容は表題を含む3部構成です。今は多くの人が若い人向けにSFやら妖怪やらエスパーやらが活躍する文庫が出ているようです。そのような中ではもう20年以上も前に出たこの本等は興味を持つ人は少ないかもしれませんが、やさしさ、暖かさにあふれたこの本は、読んだ後に心に何か大切なものを残すであろう素晴しい一冊だと思います。若い人向けなので、割とストレートに物語が進みます。たった一つの冴えたやりかたとは何なのか。その結末は何をもたらすのか。是非読んでもらいたいと思います。蛇足ですが、この小説を読み終える前にハンカチがほしくならなかったらあなたは人間ではないとまで言わしめた本だとの事です。