「型の芸術」といわれる歌舞伎。型が違えば、鬘かつら、衣裳、舞台の様式、台本やせりふの言い回しなど、多くの点で変化が生じ、登場する人物の横顔までもが異なってくる。演劇評論の泰斗が主要演目ごとに、型の違いと魅力を解説。当代の役者をはじめ、膨大な文献にあたり、過去の名優たちの演じ方、すでに消えてしまった幻の型なども紹介する。歌舞伎鑑賞のコツは型ーー異なる型を比べながら観劇すれば、新しい発見と驚きに出会える。
型の魅力
「陣屋」の熊谷
「御殿」の政岡
「十種香」の八重垣姫
「五・六段目」の勘平
「寺子屋」の松王丸
「千本桜」のいがみの権太
「合邦」の玉手御前
「鎌倉三代記」の高綱
「御殿」の鱶七とお三輪
「髪結新三」の新三
「野崎村」のお光
「吉田屋」の伊左衛門
「油屋」の福岡貢
「九段目」の戸無瀬
「平家女護島」の俊寛
「鎌倉三代記」の時姫
あとがき
文庫版あとがき
レビュー(0件)