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旅に生きた俳聖松尾芭蕉の、約5ヵ月にわたる奥羽北陸の旅日記。元禄2年(1689)3月、門弟曾良を伴って江戸を出発、各地の名所旧跡を巡って、9月の大垣到着までを記した。単なる日記を超えて、風雅の誠を求止め、真の俳諧の道を実践し続けた魂の記録であり、俳句愛好者の聖典でもある。ふりがな付きの古文現代語訳は、わかりやすいだけでなく、朗読にも最適。地図や写真など資料も豊富で、この1冊で、すべてが分かる。 人生は旅──みちのく憧憬 旅立ち──弥生のあけぼの 草加の宿──旅の第一夜 室の八島──木の花咲耶姫 日光──仏五左衛門の宿 黒髪山──同行者曾良 那須野──八重撫子のかさね 黒羽──玉藻の前・那須の与一 雲巌寺──禅の師仏頂和尚の庵 殺生石──那須温泉 蘆野の柳──西行の遊行柳 白河の関──白妙の卯の花 須賀川──風流の初め 栗の花──遁世の境地 浅香山──浅香の沼のかつみ 信夫の里──しのぶもじ摺りの石 飯塚の里──佐藤氏の遺跡 飯塚──飯塚温泉の一夜 笠島──五月雨の道 武隈の松──岩沼の二木の松 宮城野──仙台の名所見物 壺の碑──多賀城出土の石碑 末の松山・塩竈の浦──琵琶法師の奥浄瑠璃 塩竈神社──和泉三郎の宝灯 松島──造化の天工 松島──雄島が磯 松島──瑞巌寺 石巻──繁華な港町 平泉──高館・光堂 尿前の関──人馬同居の宿 山刀伐峠──危険な山越え 尾花沢──紅花と蚕飼い 立石寺──岩にしみ入る蝉の声 最上川──五月雨を集めた急流 出羽三山──羽黒山 出羽三山──月山・湯殿山 酒田──海上の夕涼み 象潟──能因島・ねぶの花 越後路──佐渡の夜空の天の河 市振──遊女と萩と月 越中路──黒部川・那古の浦 金沢──愛弟子の早世 多太神社──実盛の甲 那谷──白秋の風 山中──温泉宿の美談 別離──曾良の病気 全昌寺──一夜の隔て 汐越の松──西行の歌 天竜寺・永平寺──北枝との別れ 福井──等栽という隠士 敦賀──気比神宮と遊行上人 種の浜──ますほの小貝 大垣──終着、そして新たなる旅路へ 解説 松尾芭蕉──作者紹介 『おくのほそ道』──作者紹介
レビュー(52件)
配送も早く、送料無料でたすかります。梱包もきれいです。
俳句勉強
書店で適当なものが見つからなかったため、購入
いい本でした
イラストなどもあり、わかりやすかったです。とてもいい本でした。
大垣に初めて行った時、なんとなく入った「奥の細道むすびの地記念館」の展示内容が興味深かったので、ちゃんと読んでみたくなり購入。先に現代語訳がある構成に最初は馴染まなかったのですが、読み進めると、意味をきちんと理解した後に本文を読むというのも理解が深まるような気がしてきました。情景が眼に浮かぶようで面白いです。
楽に分かる本
現代訳があるので、とても理解しやすい。俳句もさることながら当時の街道や町のことが知れて楽しい。