とある田舎の強い個性を持つ一族の中に、7人兄弟の5番目として生まれ、幼少期に視覚にハンディキャップをもってしまった1人の男。妻となる女性と出会って世帯をもち、ちょっと評判の良い中学生向けの英語塾をやりつつ、特技である不動産の才覚で自宅を得て、さらに自宅の敷地拡大に成功した。陶芸という特技を身に付け作陶活動をしていたが、視覚障害者であるという自らの現実を受け入れ、鍼灸師の国家資格を取得して開業するという大きな人生の方向転換をする。それから20数年、気ままに自由に勝手に…という毎日を過ごしていたカイトに降りかかった運命的な出来事。突然の別れ。強い個性に振り回されつつも、少しずつの調和に成功していたミドリが最期に見た、黄色い巨人。ミドリが回顧する、珍獣ゴリラの様な、一人の男の物語。
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