伝説の老娼婦「メリーさん」見かけた著者は、彼女をテーマに横浜を舞台とする芝居の発信を決意する。そうして敗戦後の過酷な状況を生き抜いた娼婦の物語「横浜ローザ」が誕生した。最大の夢であったニューヨーク公演を実現させ、いつしかローザが五大路子と一体化する瞬間を迎える。二〇二一年に二十五周年を迎える「横浜ローザ」の誕生の背景から、忘れられない数々の出会い、東日本大震災などの困難と直面するも、語り部として若い人たちに平和の大切さを伝える現在までを綴る。
プロローグ
第一章 白い顔の娼婦 メリーさんの伝説
ハマのメリーさん/メリーさんを探して/シャンソン歌手 元次郎さん/
メリーさんの声/メリーさんのお歳暮/写真家・森日出夫さんと街の記憶/
白塗りの秘密/劇作家 杉山義法先生/スリーネーション/ふたつの夢/
メリーさんの伝言
第二章 赤い靴のローザ 横浜からニューヨークへ
横浜ローザの誕生 1996/もうひとりのローザ 1998/横浜夢座 旗揚げ 1999/
奇跡の歌姫 渡辺はま子 2001/横浜市内 リレー公演 2001/
ひとつめの夢 赤レンガ倉庫公演 2003/二人の死 2004/
メリーさんのお墓へ 2008/横浜ローザ海を渡る 2013〜2015
第三章 マリンブルーの街で ローザは変わり続ける
淡島千景さんからの手紙/藤村志保さんからの手紙/今年もローザに会いに来る/
舞台の上の変わらないものたち/照明プランナー・高山晴彦さんからのメール/
ローザを変えるもの/3・11 東日本大震災/ひとりで歩き出したローザ/
横浜ローザ二〇周年/ひとり芝居 土佐源氏と横浜ローザ/ローザは五大路子/
ローザは問いかける/十代への伝言/新しい夢 そして旅はつづく
エピローグ
杉山義法先生へ
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