幕末の若者の志に多大な影響を与えた頼山陽の『日本外史』。それから200年の時を経て、ふたたび変動・変革の時代が訪れています。本書では、あらためて「日本国」「日本人」をみつめなおし、現代社会に「生きづらさ」を感じる人々とともに、日本の行く末を考えます。
序 章 国家・国民・民族としての「日本」を考える
1 「日本人」とはだれか?
2 「単一民族神話」の幻想と現実
3 血と国ーー中国残留日本人孤児は何人か
第1章 「日本」以前
1 旧石器時代・縄文時代に「日本/日本人」は存在したか?
2 「日本列島」における国家の誕生
第2章 「日本」の誕生と分裂・流動化
1 「日本国/日本人」の誕生
2 「日本国/日本人」の多元化と分裂・流動化
第3章 「日本国/日本人」の再結集と国民国家の構築
1 世界資本主義システムと「日本」の再結集
2 帝国主義世界システムへの包摂と「日本国/日本国民」の構築
3 多民族帝国の「日本国/日本人」
第4章 敗戦と日本国憲法にみる「日本国/日本国民」の再構築
1 敗戦と象徴天皇制にみる「日本国/日本国民」の形成
2 敗戦と平和主義にみる「日本国/日本国民」の形成
3 「日本国民」からの排除と同化強制ーー在日朝鮮人
第5章 ポスト戦後の「日本国/日本国民」
1 高度経済成長時代の「日本国/日本国民」
2 「国際化」する「日本国/日本国民」
3 「失われた三〇年」の「日本国/日本国民」
第6章 未来へ
1 地域とシン・日本人
2 「日本」存続の可能性と諸条件
3 自然と平和
レビュー(0件)