TV放映で見たときの映像が綺麗でまた見たくなったので購入,昔の金田一役、渥美清さんとはまた違った感じの雰囲気でよかったです。,「八つ墓村」は横溝正史の金田一耕助シリーズの中でも特に有名で、映画、テレビ,そして漫画まで含めれば一番映像化されている作品だろう。ついでに言えば、自分が「八つ墓村」の名前を初めて知ったのは、中学生の頃「週刊少年マガジン」に連載されていた漫画である。次から次へと人が殺されてゆくシーンが強烈で、これを影丸譲也の当時としては激しい劇画タッチの絵で見せられるので、今でも怖かった記憶として残っている。その後に小説、映画と触れてゆく訳である。 映画は1977年に公開された野村芳太郎監督、橋本忍脚本、萩原健一主演作が大ヒットし、劇中の「祟りじゃ~」は流行語になった。当然自分も見に行った。狂言回し的な金田一耕助は何と渥美清が演じているが、渥美は当時既に寅さん以外の役は殆ど演じていなかったので、寅さんが金田一を演っているようで強烈な違和感があった。また、この作品は原作にない橋本忍のオリジナルな発想により、文字通り何百年前の霊魂の祟りが今回の事件を引き起こしたというオカルト化で纏めたため、賛否両論だった。その後、「犬神家の一族」で金田一ブームの火付け役となった市川崑監督で、豊川悦司の金田一により20年後に再映画化されるが、既に今更感があった。 吉岡秀隆の金田一耕助は、自分にとっては全然金田一に見えず違和感があるのだが、同じNHKのドラマ化ならば「獄門島」の長谷川博己の方が合っていると思うが、彼は大河ドラマの明智光秀になってしまったので、今回は無理だったか。,このシリーズは好きで、いろいろな局でやっているのを観てますが、これの役者も好きでまたひと味違った金田一で良かったです。
レビュー(4件)
八つ墓
TV放映で見たときの映像が綺麗でまた見たくなったので購入
昔の金田一役、渥美清さんとはまた違った感じの雰囲気でよかったです。
最多映像化の八つ墓村
「八つ墓村」は横溝正史の金田一耕助シリーズの中でも特に有名で、映画、テレビ,そして漫画まで含めれば一番映像化されている作品だろう。ついでに言えば、自分が「八つ墓村」の名前を初めて知ったのは、中学生の頃「週刊少年マガジン」に連載されていた漫画である。次から次へと人が殺されてゆくシーンが強烈で、これを影丸譲也の当時としては激しい劇画タッチの絵で見せられるので、今でも怖かった記憶として残っている。その後に小説、映画と触れてゆく訳である。 映画は1977年に公開された野村芳太郎監督、橋本忍脚本、萩原健一主演作が大ヒットし、劇中の「祟りじゃ~」は流行語になった。当然自分も見に行った。狂言回し的な金田一耕助は何と渥美清が演じているが、渥美は当時既に寅さん以外の役は殆ど演じていなかったので、寅さんが金田一を演っているようで強烈な違和感があった。また、この作品は原作にない橋本忍のオリジナルな発想により、文字通り何百年前の霊魂の祟りが今回の事件を引き起こしたというオカルト化で纏めたため、賛否両論だった。その後、「犬神家の一族」で金田一ブームの火付け役となった市川崑監督で、豊川悦司の金田一により20年後に再映画化されるが、既に今更感があった。 吉岡秀隆の金田一耕助は、自分にとっては全然金田一に見えず違和感があるのだが、同じNHKのドラマ化ならば「獄門島」の長谷川博己の方が合っていると思うが、彼は大河ドラマの明智光秀になってしまったので、今回は無理だったか。
横溝ファン
このシリーズは好きで、いろいろな局でやっているのを観てますが、これの役者も好きでまたひと味違った金田一で良かったです。