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3人に1人はがんで死ぬといわれているが、医者の手にかからずに死ねる人はごくわずか。中でもがんは治療をしなければ痛まないのに医者や家族に治療を勧められ、拷問のような苦しみを味わった挙句、やっと息を引きとれる人が大半だ。現役医師である著者の持論は、「死ぬのはがんに限る」。実際に最後まで点滴注射も酸素吸入もいっさいしない数百例の「自然死」を見届けてきた。なぜ子孫を残す役目を終えたら、「がん死」がお勧めなのか。自分の死に時を自分で決めることを提案した、画期的な書。
3人に1人はがんで死ぬといわれているが、医者の手にかからずに死ねる人はごくわずか。中でもがんは治療をしなければ痛まないのに医者や家族に治療を勧められ、拷問のような苦しみを味わった挙句、やっと息を引きとれる人が大半だ。現役医師である著者の持論は、「死ぬのはがんに限る」。実際に最後まで点滴注射も酸素吸入もいっさいしない数百例の「自然死」を見届けてきた。なぜ子孫を残す役目を終えたら、「がん死」がお勧めなのか。自分の死に時を自分で決めることを提案した、画期的な書。
レビュー(330件)
さすが
目から鱗が落ちました。 180℃考え方が変わります。 今までの検査、闘病といった常識が覆されます。 延命治療によっては苦しむだけなのですね。
極論系だが、考えさせられる点も多い。
病気が違えど、障害があるレベルでのうつ病を総計4年間患っている者です。その内2年くらい酷いディスレクシア(失読症)に悩まされておりましたが、取り敢えずこの4年間、仮に健康であれば手にすることのなかったであろうと思われる医療系の本もちらほら読むようになりました。 あくまで、自分と関係のある病気に関する書籍がメインですが、時折こういったある意味極論とも取れる内容を書かれておられる方がおられますが、偏に盲信するのは危険性もはらんでいるかと思います。 確かに、「がんになればそれが寿命の証拠だから大万歳」という考え方は、潔いと思える反面、実際に医者から告知されればそんな境地になれる人間の方が希有ではないでしょうか??? 年齢が若い際の治療などに関しては、作者は偏に否定的なスタンスをとっておられませし、放射線療法や抗がん剤治療の負の面に関してはある程度納得しうえるところもありましたが、矢張り問題は個人が何処まで治療に納得できるかどうかでしょうね。 ただし、個人的にはこのような現代の医療現場からすると異端とも取れるような書は好感が持てます。 他の疾病でもありますが、製薬会社・医療機関が比較的簡単にできるような臨床実験でも、薬が売れなくなるのであえてやらなかったり、ないしは製薬会社・大学や総合病院や学会からの圧力で、なかなかお医者様自身が治療などに関して正直に言及できない例は枚挙にいとまがない訳ですから、出版された勇気については賞賛ものだと感じました。
是非読んで欲しい
医師が書いたとは思えない内容はかなり衝撃的でした。特に60歳以上の方には是非一度は読んでみて欲しいです。本当いうともっと早くこの本を読んでいれば癌治療を考え直したかもしれないと思いました。癌の激しい痛みについてですが、癌そのものの痛みではなく、癌の治療の痛みが原因というのがもっとも衝撃を受けました。 もし自分がある年齢を過ぎてから癌をわずらったら治療はしないだろうな・・・。
色んな人にぜひ読んでもらいたい本
医療従事者です。日頃思っていることが書かれてました。ぜひたくさんの方によんでもらいたいです。医療従事者にもそうでない方にもです。
この本に書いてあることが本当だと思います
私はずっとガン検診を受けないで来ました。 なぜ受けなかったというのは、早期でもガンと診断されたら、あとは医者の言うがままで、手術、抗がん剤の治療と体の抵抗力がなければ、生き延びることは 難しいと思うからです。 ある病院の婦長さんの言葉ですが、私の母が乳がんで手術をしましたが、70歳を超えたら、抗がん剤の治療はしないで、ホルモン療法になるそうです。 抗がん剤はリスクが高いからだと言ってました。 でも、今思うと母は70代後半でしたので、手術もいらなかったのではと悔やみます。 手術をしたことで、脇の下が冷えてカイロで温めようとしても冷えてどうにもならないと言ってました。 医者に言うと、手術をしたのだから仕方がないと言うばかりです。 私の従姉妹は看護士です。 高齢者は絶対手術するべきじゃないと言います。 私がガン検診をしないのは、もしガンだと言われたら、きっと医者の言いなりで 拒否できなくなると思うからです。 医者は患者のことより、自分の利益になることを考えていると思います。 ちなみに、私は10代の時に慢性腎炎と言われて、もうすぐ60歳です。 その間、病院に通ったのはわずかです。 治す薬がないと言うし、面倒だから通うのを辞めただけなのですが、今のところ 普通の生活していて何ともありません。 あとこれから先、病気になっても仕方ないと開き直っています。 人間はいつか死ぬのですから。。。