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メスを入れるのは病気じゃなくて人間関係! 『感染』で第1回小学館文庫小説賞を受賞。医療ミステリーの第一人者仙川環が贈る新境地。 「こんな先生に診てもらいたい!」書店員さん絶賛の医療小説。 東京郊外にある古びた洋館。そこには先端科学では治せない患者と家族の「人生」を治療する名医がいる。凄腕、イケメンだけど、ちょっと変わり者の医師青島倫太郎。 目が悪くなったのに車の運転をやめない父。怪しげなサプリにはまる母。民間治療に心酔した妻……。そんな患者を持つ家族たちはどうしたらいいのか。スイーツと紅茶の香る古い洋館の診察室を訪れた患者と家族は、青島と話をするうちに、隠していた心の内を打ち明けてしまう……。 現代の赤ひげ先生が、鮮やかに患者と家族のトラブルを解決するハートウォーミングお医者さん小説。
レビュー(43件)
コレクションに。
自分の体の不振を色々考えてくれる医者はそんなにいません。我が家の主治医は30年以上掛かっていて安心しています。今は二代目の先生でパソコンばかり見る医者とは違い、しっかりと患者と向き合って話してくださる方です。作品の「青島倫太郎先生」も安心して受診出来ますね。命に係わる事ですから安心出来る医者が良いですね。楽しんで読みました。
コメディタッチで、登場人物が魅力的に描かれた楽しい作品でした