百年企業数で日本は世界No.1。何故そうなのかを探求した暁に李新春が到達したのは日本産業論。エズラ・ボーゲルから40年,両者の共通点は日本人の際立つ学習力。しかし李はNo.1の起因を数百年遡る日本史と思想宗教哲学の中に見出しボーゲルと一線を画した。中国や世界経済に潜む富の集中リスクや,富二代の踊り場に来た創新力など社会矛盾の解決策をもはや西洋経営学ではなく,永遠のいのちを繋ぎ,社会と個人の幸福を実現し,伝統と革新を維持継承する日本老舗に求めた。見えにくい日本産業精神の本質が李の高い感性によって描かれ,まさに日本人が再び自覚すべき“ジャパン・アズNo.1”の令和版となっている。
序(一)…濱下 武志
序(二)…横澤 利昌
序 章
第一章 日本百年老舗とは
第二章 日本社会の伝統と商人精神
第三章 百年老舗:その独自性と研究の意義
第四章 日本百年企業調査研究
第五章 月桂冠:伝統から現代に向けて
第六章 美濃吉:伝統と現代
第七章 古梅園:現代に生きる古代工匠伝統
第八章 シャボン玉石けん:グリーン・イノベーション戦略の堅守
第九章 川島織物:御所御用達織物工房から現代繊維企業へ
第十章 福寿園:茶文化の伝承と現代化
第十一章 島津製作所:発明家族から現代革新企業へ
第十二章 日本の百年老舗企業:伝統と革新
第十三章 日本百年企業の革新と発展
第十四章 日本企業調査研究報告:伝統と革新〜中日同族企業比較
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