超情報化社会にあって、新聞は「情報」たり得るか?
日本社会に内在するさまざまな問題の鋭い御意見番・山本七平が繰り広げる「新聞紙学」(「文藝春秋」誌上に連載した原稿をもとに)。「新聞は沈黙を許されない気の毒な存在」「なぜ社説を読むのが苦痛なのか」「新聞は角栄的体質(無哲学・無思想・思索不能)をもっている」「三ズ主義的(八方美人的)報道」「東京紙が存在する?(全日本の東京化問題)」「言文一致から顔文一致へ」などなど、読者離れが著しい「新聞」というメディアにメスを入れる。
ロッキード事件や成田報道など実際の記事を例に、どこが問題なのか、何が欠落しているのかを具体的に示す。1980年代に書かれたものだが、タイムリーな内容になっている。初の単行本化!
序 章 沈黙が許されない新聞
第1章 正義の体質
第2章 透けて見える問題な日本的発想
第3章 オモテとウラ
第4章 テレビ化の波
終 章 活字文化の生き残り策
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