日本美術史上の名茶碗100点を原寸掲載
茶の湯文化は室町時代以来の日本文化において重要な役割を果たしてきました。中でも茶碗をはじめとする茶道具は日本美術の欠くべからざる領域です。本書はそんな日本美術史上極めて貴重な茶碗を100点厳選、全てカラー原寸大で掲載するものです。
本書では、現在国宝指定を受けている8つの茶碗のうち、美術館所蔵の6碗全てを掲載しています。特に本阿弥光悦作の国宝「白樂茶碗 銘 不二山」は出版物に掲載されることがまれなものだけに、その画像が原寸で掲載される意義は大きいでしょう。
天目茶碗をはじめとする唐物の茶碗、井戸茶碗など高麗の茶碗、わび茶の勃興とともに国内で盛んに作られた和物茶碗、そして千利休プロデュースによって生み出された楽茶碗に至る、100の茶碗は茶の湯文化を俯瞰して理解する上で貴重な資料となるはずです。
国宝6碗、重要文化財20碗、重要美術品5碗を含む100碗は全て美術館所蔵品。よっていずれの日にかは実際に見られるものにこだわりました。
茶人、茶の湯関係者、茶道のお稽古をされている方、陶芸に関心のある方はもちろん、広く日本美術愛好者に愛読いただきたい保存版図鑑です。
はじめに 茶の湯における名茶碗の歴史
第1章 唐物 名茶碗1-21
第2章 高麗 名茶碗22-52
コラム 名茶碗と茶人たちの物語
第3章 和物 名茶碗53-85
第4章 樂 名茶碗86-100
名茶碗をもっと楽しむためのキーワード50
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レビュー(7件)
ハードカバーではありませんでした。が、携帯しやすい大きさと思いました。 内容は貴重!、100点の数は多いようで少なくも感じるところです。拝見できる美術館や博物館の紹介が嬉しい。 欲を言えば、斜めに写すと小さく見え、真上と真下、正面、裏面、、しっかり観たい、覗きたい(実際にみてください、ということかしら?)。横の説明書きも、もう少しアップして欲しい印象でした。 これらのお茶碗でお茶をいただいてみたい。叶わぬ願いばかり。
私はすでに持っているのですが、師匠も欲しいというので代わりに購入しました。 原寸の写真付きなので、実際の茶碗が思っていたより小さかったりして、本歌の茶碗を学ぶ際にとても役に立っています。総じて、昔の茶碗は、今の物より小さかったことがわかります。
いろんな美術館などに収容されている茶碗が一度に見れる図鑑。実物は触れることができませんが、原寸大なのでなんとなく手との比較ができてよいです。もう少し内側の景色が見えるといいなとは思いましたが、それを差し置いても素晴らしい図鑑です。
原寸大の写真が掲載されているので、有名な茶碗の大きさが具体的に把握でき、大変勉強になりました。 思いのほか小さな茶碗だったり、逆に大きな茶碗だったりしたものがあり、今まで見てきた名碗を紹介した本は、ほとんどが小さめに撮影されているんだなあと思いました。