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「人は何のために生きるのか」。この根本的な問いに、本書で真正面から対峙し答えているのが、一代で京セラを世界的企業に育てた稲盛和夫である。▼戦後、私たちは物質的に豊かな社会を実現するべく懸命に働き、そして、荒廃した日本を見事再建に導いた。▼にもかかわらず、今、多くの人の心は満たされることなく、毎日不安を抱きながら過ごしいる。なぜなのだろうか?▼本書で稲盛はこう答えている。「人間の生き方や考え方について真剣に考えることなく、また足ることも、人を思いやることも忘れ、ただ利己的に生きているからではないか」。▼現代のように自由な社会では、確かに私たちはどのような考えをもって生きようと自由であり、、誰からの制約を受けるわけではない。▼しかし、人生に対する考え方により、その結果が大きく変わることを私たちは知っておかなければならない。「自分は何のために生きるのか」。本書は自分の人生を考える契機になるだろう。 ●第1章 人間の存在と生きる価値について ●第2章 宇宙について ●第3章 意識について ●第4章 創造主について ●第5章 欲望について ●第6章 意識体と魂について ●第7章 科学について ●第8章 人間の本性について ●第9章 自由について ●第10章 若者の犯罪について ●第11章 人生の目的について ●第12章 運命と因果応報の法則について ●第13章 人生の試練について ●第14章 苦悩と憎しみについて ●第15章 逆境について ●第16章 情と理について ●第17章 勤勉さについて ●第18章 宗教と死について ●第19章 共生と競争について ●第20章 「足るを知る」ことについて ●第21章 私の歩んできた道
レビュー(47件)
永遠の哲学◎稲盛様より基礎を学び見直す
どんな人でも誰でも「心を磨く」という意識の気づきがあれば、そこから再スタートも新しいスタートもできるでしょうし、培った想いも積み重ねてきた想いも同じです。 謙虚であり、強かに真っすぐにひたすら道を歩きつつ、高い人間性を養い、そして人生観が変わり生きる勇気が湧くということは、生半可なことではなく、本気本物の精神で行うことが大切だと感じました。 「顔が心に出る」というお言葉は、目は心の窓だったり、目は口ほどにものをいう。少し近い部分もありますね。 善をなすことで心を高める。というお言葉は私は善悪の判断をきちんと守らなければ、社会では当然通じませんし、 そして、ある法則に関してとても共感しております。 先程の勇気の文章ですが「大義により」と書かれています、物事を大きさが圧倒された部分でございます。 大義により、真の勇気実行→そうして今までも今だってチャレンジしてきたじゃないか… それに今も今でチャレンジしているじゃないかと私自身思い、自信を持つことも稲盛様の本から感じることが少しずつできてきているのだと照らし合わせながら書いております。 心を磨くにはとことん鍛えることで、余計な欲望なんてないですし、考えられませんよね。 見つめ直すこと、見つめ直したいこと、それはそれで修正可能なら良いですし、たくさんあったとしてもオッケーだと思います。 そして、後半ページの愛についての文章はまさにおっしゃる通りだと感じております。 私は本当に、まだまだすべての途中で、決して稲盛様のような姿勢ではありませんし、恐れ多いですし。 ただ、時に客観的に自分で自分を見つめ、 今どのくらい「心を高める」ことができているのか、どのくらいきれいであるのか、高い人間性を磨く工夫はできてきているのか… 素晴らしい人格を身につけること、人生の本当の目的だと、生きる意味だと仰っています文章をじっくり噛み締めて生きていきたい。 心から今、私は思います。
人に勧められて購入しました。哲学と聞いただけで身構えますが、わかりやすくて良かったです。
たまになる本です(^_^;)
問題ない普通の文庫本です。 早く読破したいですが時間がないのです。
普段使い
レビューを見て、稲盛さんの本を探していました。楽しみです。
良いです
偉大な稲盛さんの書籍は参考になりました。 皆が読んで、意識が変われば良いのだけど・・・(^_^;)