『禽眼圖』につづく第三歌集。神戸に生まれ、今もその町に住み続ける著者。阪神淡路大震災前の町の記憶、死者の記憶を呼び起こしながら歌を詠む。そして自らが歌を詠むことの意味を問い続けている。
栞=川野里子(歌人)
榎田尤利(小説家)
1
坂道のはて
仏陀の歩み
兄国
アヌビスの顎
美しい崖
薔薇窓
大きツリー
2
檸檬忌
昏き眼
性愛の藍
死魚の眼
鯨の心臓
天涯の花
展望台から1
3
Eternal yesterday
クロノスの裔
この世の明かり
ふたりのヘス
雪ふる日に
展望台から2
坂多き町
あとがき
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